20090823 【SPEAKERS VIBES MUSIC FESTIVAL! -2009-】＠中区山下町・Millions-Deli
１回目から行っている【SPEAKERS VIBES MUSIC FESTIVAL!】に行ってきました。
2007年は遊びに行き2008年は共同でインタビューペーパー「POST-IT!」を発行、今年もヨコハマ路地新聞を配布するという形で参加させてもらいました。
少し遠回りします。
フェスティバルといえば僕にとってはフジロックでした。
大学時分の４年間--1999年から2002年まで--僕は毎年苗場に通ってました（今思うとよくお金を持ってましたね）。
前後の日を含めた５日間、音楽とメシとテントしかない生活を過ごして当初思ったのは、「フェスとは音楽が日常になる場である」ということでした。
でも、（僕は大学を中退していたので違うんですが）大学を出た年齢で社会人になって一般的なサラリー生活を始めてからは、それはやっぱり「バケーション」なのかもしれないと思うようになりました。
と同時に、フジロックの会場で、苗場の自然のなかで感じたあの熱気、「音楽と出会いを心から楽しみたい」というオープンで前向きな人々のバイブス（熱量）を日々の都市生活のなかにも持ち込むことが出来たら、と思うようになりました。
（僕はきっと真面目だったんですね。フジロックにやられて、その後もトラベルを中心に置いた生活を築いていく友人たちもいました。結局は街で生きることが好きな僕は、2002年以降増え続ける野外イベントや地方フェスにはほとんど行かなくなりました。Ljに代表されるようなカルチャーにも、ほとんど興味を持てませんでした。）
DJカルチャーやクラブミュージックで遊んでいた僕に「ライブ」の楽しさを再び味あわせてくれたのは、オカイチくんやわっしーでした。DJや絵描き（＝友人）に付き合うのと同様に、同じ目線で話せるミュージシャンや飲食店従事者を少しずつ少しずつ知っていきました。
オカイチくんとナベオくんとともに企画した昨年の【ヨコハマ路地博】（横浜を拠点に活動するミュージシャンやDJ、音楽イベント運営者に絵描き、BMXライダー、さらに横浜界隈の飲食店やイベントスペース運営者など総勢30組以上の団体を集めた物産展的な路地の博覧会）こそが都市生活者である僕らにとってのフェスティバルだったのかもしれないと、最近思うようになりました。
年を重ねると、「何かしたい」という想いと実際の行動との距離が、少しずつ少しずつ離れていってしまう。
年々そんなことを感じます。
だからこそそうでない人を見たり触れ合ったりするととても嬉しく、何かをもらうような気持ちになります。
「プロ」とか「アマ」とか関係なく、「演者」と「お客」も垣根なく、「傍観者（スペクテイター）」ではなく皆が「参加者」でいれる場所。それが「フェスティバル」なんだと思うようになりました。
互いが互いの生き様を笑い合える素晴らしく素晴らしい空間。
今年の【SPEAKERS VIBES MUSIC FESTIVAL】は、ミュージシャンやカメラマンだけでなく、映像作家やBMXライダーなどオカイチくんが会話を通じて知り合った「何かをすることが好きな」（音楽を目一杯身体で楽しむのが好きな人も含めて！）人たちによる集いの場でした。
先日【Peacenic】という素晴らしいイベントを催したtotoくんがミリオンズデリで僕にこう言ってくれました。
「僕にとっては『ミュージシャンが偉い』とかそういう気持ちは全然なくて、ミュージシャンもショップ参加者もカメラマンもスタッフも、遊びに来るお客さんも皆全部同じなんですよね」。
僕もそう思います。
結局は人と会うのが、人と何かするのが、人が何かしているのを見たり感じたりするのが好きなんですよね。
【SPEAKERS VIBES MUSIC FESTIVAL】のような「人が集い話す場所」「知り合いの知り合いや、名前だけ知っていた人に会える場所」があれば、毎日をすくすくと、伸びやかに生きていくことが出来ます。
自給自足や半農生活への憧れもあるけれど、やっぱり僕は街での生活が好きなんですよね。今は。
（当日会場ではライブの合間にmm filmsのナベオくんによる映像［この日に撮影されたものです］が、coffee & cigarettes bandの“love thing”をバックに流されました。
新聞にも書きましたがC&C Bandの楽曲は僕にとってはチルアウトではなく、都市生活者のためのサウンドトラックだと思っています。だからナベオくんのこの「チョイス」は僕にとってはとてもツボでした。）
そんなことを色々感じた（not考えた）一日でした。
ライブやDJでの音楽はもちろん、音楽を媒介にした素敵な交信や交感がたくさんありましたね。
音楽と音楽を通して出逢う人たちが僕の生活を豊かにしてくれます。
最後にフジロックに行ってから７年が経って、今はこうした「フェス」が僕を楽しませてくれています。
オカイチくん、ありがとね。
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8/23（日）2009 18:00-
【SPEAKERS VIBES MUSIC FESTIVAL! -2009-】＠山下町・Millions-Deli YOKOHAMA
■opening act：石崎アキユキ (from DURGA)
■LIVE：Kim Wooyong (cutman-booche), 千尋, KGM
■DJ：naruho
■PHOTO EXHIBITION：カキモトタクヤ, ラヂ
■映像上映：mm films
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開場15分前
(開場前のラヂくん@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(毎年恒例、MOEKYによる時間割表@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
店外のウッドデッキではBBQ
(ラヂ's photo exhibition@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(Takuma Kawamura@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(naruho's PA table@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(DJ naruho@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(ラヂ@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(yohei aka Jarrin@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(naruho & Mr.Stove's@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(Left→Right: Ryuji-san, Mr.FAR EAST & Mr.Bar MOVE@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(KGM & Kim Wooyong [cutman-booche]@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(Mr.Millions-Deli@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(The People@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
(Mr.Speakers vibes@SVMF2009 Millions-Deli Yokohama08232009 photo by mineo)
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▼Speakers vibes WEB
http://speakersvibes.com/
▼演奏写真はラヂくんの写真をおすすめ。
http://hebeerryk.blogspot.com/2009/08/0823.html
