STUDIO VOICEトークショウレポート on webDICE

▽webDICE - 骰子の眼 - 「ゼロ年代以前が終わることで、ゼロ年代とは何だったかが確認できるんじゃないか」─STUDIO VOICEトークショウレポート

松村正人氏×宇川直宏氏×岸野雄一氏×三田格氏×湯山玲子氏×ばるぼら

http://www.webdice.jp/dice/detail/1977/



このなかの幾人かって一体全体どうやって生計を立ててらっしゃるのでしょうという疑念は置いておいて、エスクァイアやRemix、STUDIO VOICEが休刊する今は「情報や流行の終わりやその記録が必要とされなくなった時代」ということでしょうね。



情報は個々人がそれぞれに収集し、まとめ、100〜1000人規模の「コミュニティ」に暮らし、隣の畑に踏み込んだり隣の畑から荒らされることもなく、それぞれがそのなかで「つぶやき」「すれ違う」。



(2万人規模以上の)総括やアーカイブが必要とされない時代。



音楽のアーカイブ化やカテゴリ分けはすでに各人のi-podによって行なわれています。



紙メディアに出来ることのひとつは(三田氏が「番記者」と呼ぶような)「足で稼ぐ」徹底したルポルタージュではあるけれど、ただし費用対効果や浸透のしていき方はウェブと比べると雲泥の差であるのは明らか。



「鈍い」紙メディアに残されたことは、徹底して「鈍く」やっていくことなのかもしれないですね。